パリへの意気込み バドミントン・トナミ運輸所属の3選手 地元高岡で会見
夢の舞台へ意気込みを語りました。
パリオリンピック出場を決めたトナミ運輸所属でバドミントン男子ダブルスのホキコバこと保木卓朗選手と小林優吾選手。そして女子シングルスの大堀彩選手が22日、高岡市で会見を行いました。
パリオリンピック出場を決めたトナミ運輸所属の3人の選手が、それぞれ喜びを語りました。
保木卓朗選手
「オリンピックという舞台は小さい頃からの夢でもあり(トナミ運輸所属)11年目で出場できるということで本当に嬉しく思っていますし、ここまで支えてくれたトナミ運輸のみなさんに本当に感謝しています」
小林優吾選手
「自分にとってオリンピックは夢の舞台ということで、何回も出られない大会だと思いますので、緊張しますけど頑張って結果を残したい」
大堀彩選手
「オリンピックは競技を始めた当初からの大きな夢であり、目標でそこに向かって長い時間をかけてがんばってきたので、ようやくここにたどり着いたんだなと」
初出場を決めたのは”ホキコバ”の愛称で知られる、男子ダブルス保木卓朗選手と小林優吾選手。
二人は福島県の強豪・富岡第一中学時代からペアを組んでいます。
保木選手の粘り強いレシーブ力とクレバーな配球、そして小林選手の世界トップレベルの強烈なスマッシュを武器に、2022年には日本男子ダブルス初となる世界ランク1位に輝きました。
中学時代から築きあげた阿吽の呼吸で男子ダブルス史上初のメダル獲得を狙います。
保木卓朗選手
「初のオリンピックということで、どういう舞台か全くわかりませんが、自分たちの持ち味である勢いをしっかりとその舞台で発揮して、史上初のメダル獲得にも近づくと思うのでホキコバの応援をよろしくお願いします」
小林優吾選手
「第2の故郷の富山県のためにも、勇気と感動を与えられるように頑張っていきたいと思います」
同じく初出場を決めたのはトナミ運輸に所属する唯一の女子選手、 女子シングルスの大堀彩選手。
169センチの長身を生かした上からの鋭いショットが持ち味の左利きで、リオオリンピック銅メダリスト奥原希望選手との激しい代表争いを制しました。
13年前、中学時代を過ごした福島で東日本大震災を経験した3人。
辛い経験を乗り越え、その先に掴んだ夢の舞台です。
大堀彩選手
「私自身、東日本大震災を経験している身でもあったので(能登半島地震は)本当に心が痛んだニュースだったが、苦しい思いをされた皆さんのために、なにかスポーツの力で感動や勇気を少しでも一人でも多くの方に与えることができれば、私自身スポーツをやっている価値があるのかなと思っているので、一人でも多くの方に感動や勇気を与えられるようなプレーをパリでしていきたい」
パリオリンピックのバドミントン競技は7月27日から始まります。
トナミ運輸からのオリンピック出場はアテネ大会から6大会連続となり、女子選手の出場は初めてです。
富山からの応援も力に夢の舞台を全力で楽しんでほしいと思います。