●あす29日(水)にかけて山間部ほど積雪急増の所も
●市街地は郊外中心に雪化粧 路面凍結エリア拡大に車の運転など注意
●来週は今週より強烈な寒波襲来の兆しも
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きょう28日(火)の県内は、西寄りの季節風が強まって、瞬間的に20メートル近い突風を観測するとともに、一段と寒さが増し、度々雪が舞う所が多くなりました。

日本海で発達する低気圧の影響で西日本は冬型の気圧配置が急速に強まっていて、これから、あす29日(水)にかけても強い冬型が続き、県内上空には平地で雪となる目安の強い寒気が居座り続ける見通しです。

あす29日(水)夕方にかけて24時間で降る雪の量は、多い所、山地20センチ、平地7センチと見込まれ、特に山間部、徳佐方面中心に積雪が一気に増え、大雪となるおそれがあります。
山口市中心市街地や瀬戸内沿岸は雪は度々舞えども積もるほどではなさそうですが、少し郊外では畑などが雪化粧、という状況は心配されますし、路面凍結のエリアが広がる可能性はありますので、車の運転、自転車の運転など、特に十分ご注意下さい。

なお、今回の寒波は、あす29日(水)でいったんひと区切りですが、今週末には雨となったあと、来週は、今週以上に強烈な寒波襲来の兆しがあります。大雪や厳しい寒さとの戦いは、まだ、この先も繰り返し、やってきそうです。

県内は夜中から、いっそう雪雲が度々流れ込みやすくなり、あす29日(水)朝にかけて山間部ほど積もるところも。特に徳佐方面では、靴が埋まるほど…十数センチくらいの積雪となってくる可能性もあります。市街地は、雪は舞う程度にとどまる所が多い、とみられますが、朝は広く路面凍結要注意の冷え込みになるほか、日中の気温も6～7度くらいと、身体が縮こまる厳しい寒さが続きます。

木曜日、金曜日は晴れ間が多くなりますが、朝晩の厳しい冷え込みに注意。土曜日午後から日曜日の日中にかけては低気圧の通過でぐずつく天気となり、一時的には本降りの雨もあるでしょう。そして来週、火～水曜日頃を中心に、数段、強烈な寒波襲来の可能性が見えてきています。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）