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【山口地裁】元上司を金属バッドで殴り殺害しようとした男に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決

2023年11月17日 15:04
【山口地裁】元上司を金属バッドで殴り殺害しようとした男に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決
防府市向島の事件現場

元上司の男性を金属バットで殴り殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われていた男に対し、山口地裁は17日、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、広島県福山市の配送業の男(24)です。

判決などによりますと、男は知人(山口地裁:懲役3年執行猶予5年の有罪判決)と共謀し、2022年8月31日未明、防府市の漁港で元上司の男性(当時31歳)の頭などを金属バットで複数回殴って海に転落させ殺害しようとしました。

17日、山口地裁で開かれた判決で山口地裁の安達拓裁判長は、男に対し懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。


■これまでの裁判

【検察側】
「男性からの暴言や不当な金銭要求から自殺を図るほど精神的に追い詰められていたとはいえ、 力ずくでそれを清算しようとした男の自己中心的な意思決定には強い非難が加えられる」としたうえで、「強い殺意に基づく計画的な犯行である」などとして、男に対し懲役6年を求刑。

【弁護側】
「男性との関係を切るには殺害するしかないと思い犯行に及んだ男の意思決定を強く非難することはできない」としたうえで、「男性に対して550万円の被害弁償を行っており、本人も事件と向き合って真摯に反省している」などとして、懲役3年執行猶予4年が妥当と主張。