【山口天気 夕刊11/22】あす23日(木・祝)は昼は雲増加も気温は広く20度超の暖かさ しかし夕方~夜の一時雨を境に 急速に冬の寒さ到来へ
あす23日(木)は「勤労感謝の日」の祝日。早いもので、もう今年最後の祝日でもあります。
そして、あすの祝日は、秋らしさを感じる日としても、今年最後の日になるかもしれません。
祝日を境に、また季節が大きく動きます
きょう22日(水)は穏やかな小春日和が続いた県内ですが、気象衛星による雲画像を見ると、大陸方面に長い雲の帯が広がり、徐々に日本列島に迫ってきています。ここが季節の境目の雲です。
天気図では、北海道の北に進む低気圧から、長く伸びる寒冷前線が、その長い雲の帯にあたります。
そして寒冷前線は、あす23日(木・祝)の夜にかけて本州を通過する見込みで、山口県も前線の最も端の部分が少し影響する見込みです。
23日(木・祝)の山口県は、朝早くはまだ晴れ間がありますが、日中は次第に雲が目立つ空となってきます。昼間のお出かけには、特に問題ない空模様で、最高気温は20度以上の所も多くなるなど、上着なしでも快適に過ごせそうですが、夕方から夜の時間帯で一時的ではあるものの、にわか雨の可能性があります。
また、にわか雨のあとからは冷たい西から北西方向からの風が吹き始めます。
あさって金曜日にかけては等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置に変わるためで、この風とともに、コートなど冬の装いが昼間でも必須の寒さとなってきます。
あまりに激しすぎる気温変化ですが、この予測を踏まえながら、体調を崩すことのないように、健康第一の心構えをシッカリ高めていきましょう。
金~土曜日にかけては一気に年末並みの寒さで、日曜日は寒さの底は過ぎるものの、まだ師走の入り口の頃の空気の冷たさが続く見込みです。
また、今回の寒気流入では、あまり雪雲が流れ込むことはなさそうですが、山間部ほど路面凍結には要注意の底冷えにもなるため、車の運転では冬装備はしっかり行っておきましょう。
来週も、気温が上がりかけた所で、また寒気が流れ込む、というのを繰り返し、もう小春日和が戻ってくることはない見通しです。
山口県内は紅葉シーズンも終盤。金曜日以降は、寒さや強い風により、落葉がいっそう進んでしまう心配があります。
まだ秋の彩りが楽しめる、あすの祝日のうちに、シッカリ今年の紅葉を記憶にとどめておきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)