昨夜、前線の通過に伴い、県内は一時、本降りの雨となったところがありました。

前線は夜中のうちに西日本を通り過ぎていき、今朝には天気は持ち直しつつありますが、前線通過を境に冷たい北風がやや強く吹いています。

この冷たい北風により、きょう16日(金)は、日中も気温の上がり方が鈍く、さらに風も引き続きやや強いため、体感的には、実際の気温よりも体に堪える寒さが続きそうです。
さらに、夜にかけては朝よりもグッと底冷えが強まっていきます。
ここ数日との気温のギャップで体調を崩さないよう、十分ご注意下さい。

県内各地の日中の最高気温は日本海側では10℃前後、瀬戸内側で12℃くらいに止まる見込みです。
シッカリ厚着するなど暖かな服装を心がけましょう。

また、日中は次第に日ざしがシッカリ届く天気となっていきますが、やや強い北風により、洗濯物が飛ばされないようにも注意が必要です。
海上は、特に日本海沿岸海域で、うねりを伴う高波にもご注意下さい。

寒さが戻ってきても、本格飛散が始まったスギ花粉は、やや多く飛びそうです。北風によって、風下の瀬戸内側ほど飛散量が多くなる可能性もあります。

17日(土)は、朝は底冷えが厳しくなりますが、その後は次第に寒さが和らぐ見込み。
週末は穏やかな晴天が続き、昼間は日ざしが心地よい陽気になるでしょう。
ただし、週末にかけてスギ花粉の飛散量が一段と増加する心配もあるため、入念な花粉対策も必要です。
週明けからは日本付近に前線が停滞しやすく、曇りや雨のぐずつく天気が、しばらく長引く見通しです。
また、しばらく気温は高めですが、来週末頃あたりで、少々強い寒の戻りの兆しもあります。

激しい気温変化や花粉に気をつけて、健康第一で過ごしていきましょう。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）