「自分たちの言葉でかみ砕いて」生徒が生徒にネットトラブルについて教える 山口・下松工業高校
生徒たちの目線でネットトラブルについて考えてもらおうと10日、下松市の高校で情報モラル教室が開かれました。
下松工業高校で行われた情報モラル教室で講義を受けたのは、生徒会役員15人です。
この日は警察官から、SNSなどで集められ犯行に加担させられる「闇バイト事案」など、様々なネットトラブルについて講義を受けました。
県警によりますと、県内の高校生以下のインターネットトラブルに関する相談は年々増加していて去年は211件。
10年前のおよそ2倍になっているということです。
生徒会役員は講義を受けた内容に自分たちの視点を交え、7月に全校生徒に向けてプレゼンをします。
これは警察が一方的に生徒に講義するのではなく、生徒が生徒に教えることで増え続けるインターネットトラブルを自分事と考えてほしいという狙いです。
(生徒)「自分の身近なアプリとかでの事件がたくさんあったので気を付けていきたいと思った。」「今まで警察の方がきて何度かお話されてると思うが、みんなの印象に残っていなくて理解が浅いと思うので、それを僕たちが自分たちの言葉でかみ砕いてわかりやすく発表していこうと思う。」
生徒会役員による全校生徒への情報モラルについてのプレゼンは7月中旬に行われる予定です。