「最後に感謝を込めて…」引き継がれる卒業献血に高校3年生100人が参加(山口・高川学園)
部活動に打ち込んできた高川学園の3年生の生徒たちが社会のために役に立とうと、「献血」に協力しました。
400ミリリットルの献血を行ったのは、サッカー部やバスケットボール部など運動部に所属する3年生たちです。
高川学園での献血が始まったのは5年前。コロナ禍で輸血用血液が不足する中、「なにか自分たちにできることはないか」と考えた寮生たちが申し出て始まったもので、「卒業献血」として毎年3年生になった後輩たちが引き継いでいます。
(サッカー部元キャプテン 荒谷 一冴さん)
「山口県のために最後感謝を込めてやろうと始めたのを聞いている。人として成長した3年間だったと思いますしたくさんのことを考えられて感じられるようになったと思います」
将来にわたり安定して輸血を行うためには若い世代の献血が欠かせませんが、県内では10代から20代で献血を行う人が10年前と比べ3割も減っているということです。
(県赤十字血液センター献血推進課 中川 拓哉係長)
「今回の高川学園さんの献血を契機に県内の方にも知ってもらえると大変ありがたいなと思っています」
高川学園では27日からの2日間で約100人の生徒が献血に協力する予定です。