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北朝鮮からシジミを不正輸入 埼玉の輸入業者ら3人を書類送検 山口県警

2024年9月5日 15:08
北朝鮮からシジミを不正輸入 埼玉の輸入業者ら3人を書類送検 山口県警
資料:山口県警

北朝鮮から不正にシジミを輸入したとして、山口県警などの合同捜査本部は、きょう(5日)水産物輸入販売会社と当時の代表など3人を外為法違反の疑いで書類送検しました。

外為法違反の疑いで書類送検されたのは、当時、埼玉県にあった水産物輸入販売会社と、中国国籍で当時会社の代表の男(37)、東京都江戸川区に住む当時会社の社員の男(64)と中国国籍で別会社の役員の女(60)の3人です。

山口県警など9府県警からなる合同捜査本部によりますと、3人は共謀のうえ2020年1月23日、経済産業大臣の承認を受けることなく、北朝鮮産のシジミ=1万7960キログラム(輸入申告価格343万2467円)を下関港から輸入した疑いがもたれています。

3人は韓国の関係会社を経由し、北朝鮮産のシジミを「ロシア産」として輸入していたということです。

合同捜査本部は2022年12月、福岡や東京、茨城など全国の関係先を一斉に家宅捜索するなどして捜査を進めていて、きょう(5日)、外為法違反の疑いで埼玉県の会社と代表取締役ら3人を書類送検しました。

合同捜査本部は、捜査に支障が出るとして3人の認否を明らかにしておらず、余罪や資金の流れなどについて捜査を進めることにしています。

また、門司税関はきょう(5日)関税法違反でこの会社と3人を山口地検に告発しています。