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【山口天気 夕刊10/8】寒気流入の雲が気象衛星画像に出現…朝晩の強い冷え込みに備えて 服装や布団など準備を万全に!

2024年10月8日 19:15
【山口天気 夕刊10/8】寒気流入の雲が気象衛星画像に出現…朝晩の強い冷え込みに備えて 服装や布団など準備を万全に!

●朝鮮半島の西側に、寒気流入に伴う雲が出現
●秋雨前線は南下傾向 あす9日(水)は初め雲多めも 午後ほど晴れ間多い天気に
●昼間は日ざし十分でも極端な暑さはなく 朝晩は一段と冷え込み増す日々に 服装や布団など準備を万全に
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きょう8日(火)は、朝露が冷たく感じられる頃、という意味の、二十四節気の「寒露」でしたが、県内は引き続き秋雨前線の影響で、午前中心にまだ広く弱い雨が残り、雨粒が少し冷たく感じられる一日でした。最高気温で22~23度くらいにとどまった所が多くなりました。

気象衛星画像を見ていくと、秋雨前線は徐々に南下傾向ですが、まだ日本列島には広く、前線の帯状の雲がかかり続けています。そして、前線の雲とともに注目なのが、朝鮮半島の西側…まだ規模は大きくないものの、大陸からの寒気の流れ込みによるすじ状の雲が、今シーズン、この秋になって初めて現れた形です。

これから前線はさらに南に下がることになりそうですが、そうなると、大陸からの寒気、冷たい空気が流れ込んできます。

あす9日(水)の県内は、日本海側中心に初め、海からの湿った北風の影響で雲が多く、少しにわか雨も残る可能性はありますが、午後ほど晴れ間が多くなる見込みです。
一方、日中、日ざし十分でも、それほど極端な暑さはなく、さらに朝晩の冷え込みが増していき、木曜日、そして金曜日と15度を下回る最低気温の所が多くなってきます。
服装では、長袖シャツだけでなく、重ね着や、上着を羽織るなど、深まる秋の装いも進めておきたいですし、夜は暖かな布団で眠れるように、準備をしっかり進めていきましょう。

あす9日(水)の県内は、朝はまだ雲が多く、日本海沿岸部でわずかに通り雨の心配もありますが、午後ほど次第に晴れ間が多くなる見込みです。日ざしが届くと、日中は少々気温も上がりそうですが、日が暮れて夜は、グッと冷え込んでいきます。気温変化に合わせて調節しやすい服装を心がけていきましょう。海上では、やや強い風や高波に、引き続き船舶など十分ご注意下さい。

小笠原諸島近海にある熱帯低気圧が、まもなく台風に発達の見通しですが、日本のはるか東の海上を北上する予想で、日本列島への大きな影響はない見込みです。

県内は、木曜日以降の今週後半は、より空気のカラッとした秋晴れの日々がしばらく続く見込みです。昼間は心地よい一方、朝晩は最低気温で13~14度と強い底冷えとなる日が多くなるため、寒暖差で体調を崩さないように…特に寝冷えには十分気を付けましょう。
秋晴れの昼間に、お布団を干して、太陽のぬくもりを、お布団にためておくのが良いと思います。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

最終更新日:2024年10月8日 19:15