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【山口天気 夕刊9/30】10月も広く真夏日でスタートへ そして台風シーズン続く…今週後半はまとまった雨に注意

2024年9月30日 18:37
【山口天気 夕刊9/30】10月も広く真夏日でスタートへ そして台風シーズン続く…今週後半はまとまった雨に注意

●10月初日も まだ夏の延長戦…真夏日続出の一日に
●10月もまだ台風シーズン…台風18号は台湾~東シナ海へ
●今週後半の県内は 台風からの湿った空気や前線の影響で まとまった雨の可能性
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9月最終日のきょう30日(月)の県内も、最高気温30度以上の真夏日続出。また、全般には強い日ざしが降り注ぐ天気が続きましたが、午後は山間部中心に局地的に夕立タイプの急な雨もあるなど、真夏のような天気の一日でした。

今月は記録的猛暑の延長戦が続く日々…山口市内では、1か月のほとんどが最高気温30度以上の真夏日。そのうち、さらに半分近くが35度以上の猛暑日で、どちらも9月として観測史上最多記録となりました。山口市内以外でも全般に記録的に暑さが厳しかった9月で、各地で9月の平均気温は過去の記録を大きく上回るダントツでの最高記録更新、という所が多くなっています。

そんな、夏の暑さが長引いたほかに、今月は台風発生数が平年を上回る8個で、これは2020年8月以来、4年ぶりの多さにもなりました。記録的猛暑の影響で海も温まり、台風が成長しやすかったため、とみられます。

そして現在発生中の17号、18号が、あすからの10月にかけて、月をまたぐ台風にもなります。小笠原諸島に接近中の17号は、今後、関東の南東海上から日本の東海上に進む予想で、県内への影響はない見込みです。

一方、台湾の南で大型で非常に強い勢力に発達している台風18号は、1日(火)~2日(水)にかけて台湾付近に進んだあと、今週後半は東シナ海に進む予想で、台湾にある高い山によって、台風の形は、だんだんと崩され、東シナ海に進む頃には、今よりは台風の勢力は落ちる、とみられるものの、

今週後半、日本付近へと進む低気圧や前線が、台風の水蒸気を取り込む形となり、週の後半、県内はまとまった雨の可能性が高まってきています。さらに形は崩れながらでも、台風の中心が九州に近づく可能性を示すデータもあり、そうなると雨だけでなく風、波も要注意となってきそうです。

今週後半に向けて、台風の動きに引き続き目を配りつつ、雨や風への備えの意識も高めておいて頂きたいと思います。

あす1日(火)、10月のスタートも、まだ夏の延長戦のような力強い日ざしタップリの一日で、最高気温は30度に達する真夏日の所も続出するなど、10月と思えない厳しい暑さが続きそうです。ただし夜になると日本海沿岸部から徐々に雲が厚みを増し、天気は下り坂に向かいます。

今週後半は前線や低気圧の影響で曇りや雨のぐずつく天気となり、特に木曜日から金曜日を中心に台風18号からの湿った空気の流れ込みも受けて、よりまとまった雨、激しい雨となるおそれがあります。台風の動き次第では、今週末にかけてもぐずつく天気が長引いたり、風や波への注意も必要となってくる可能性もあるため、今後の最新情報など十分ご注意下さい。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

最終更新日:2024年9月30日 18:37