【山口天気 夕刊12/8】週末は季節外れの”暖かさ”&”黄砂”飛来 来週は天気変化小刻みでその先には寒波の気配・・・
きょう8日(金)の県内は南から高気圧に覆われて、快晴の空が広がりました。朝は強い底冷えとなりましたが、昼間は最高気温が15度を超えた所が多く、朝と昼の寒暖差が大きくなりました。週末にかけても高気圧の勢力が残って、晴れの天気が続きそうです。
あす9日(土)は朝の気温はきょう8日(金)より高め。雲が多少広がる時間もありそうですが、穏やかな空模様となるでしょう。昼間の気温は日本海側や内陸を中心に20度に届く見込みで、冬の上着がいらないくらいの暖かさとなりそうです。
あさって10日(日)も晴れたり曇ったりの天気。引き続き昼間は日ざしに温もりを感じそうですが、晴れていても青空ではなく、黄砂によって少し空が霞む可能性があります。
大陸で巻き上げられた黄砂が、9日(土)の夜から、10日(日)にかけて飛来する予想です。全国的な飛来で、やや規模の大きい黄砂となりそうです。10日(日)は景色が少しかすんだり、車や洗濯物なども少し汚れてしまう可能性があります。洗濯物の外干しは避けたり、部屋の換気なども最小限にする対策をするとよさそうです。
週明け11日(月)の後半から12日(火)の初めにかけては、発達しながら近づく低気圧により天気が崩れるでしょう。雨脚が強まったり、風が強まる時間もありそうです。この時期にしては雨の量が少しまとまる可能性があります。13日(水)は晴れますが、14日(木)は早くも天気が下り坂で15日(金)頃は再び雨が降る予想です。来週は小刻みに天気が変化しそうです。気温が高く、度々低気圧が通過するなど、冬らしくない天気の流れが続くことになりますが、少し先には大きな気温変化の気配が見えてきています。
気象庁が発表したこの先の1か月の天候の見通しによると、来週は、小刻みな天気変化ですが、気温は高めで経過する見込みです。ただ、来週末から再来週頃は、大陸からの寒気が一気に流れ込む気配が見えてきていて、一気に厳しい寒さがやってくる予想です。師走らしくない暖かさが続いた後には、気温の急降下がありそうです。
冬の寒さが厳しくなる前に、水回りの大掃除などを進めておくのもよさそうです。黄砂がやってくる前の9日(土)の日中までや、来週の晴れるタイミングを活用するとよさそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 中原一徹)