山口県が自動車税を過大に課税 総額2500万円あまりを還付
山口県は、2019年9月30日以前に新車登録したキャンピング車と電気自動車について自動車税を過大に課税していたとして2500万円あまりを還付すると発表しました。
県によりますと2019年10月1日以降に新車登録した自動車の税率を引き下げる条例改正を実施した際に、9月30日以前に新車登録をしたキャンピング車と電気自動車について、「税率を据え置く」と規定することを怠っていたことが判明したということです。
このため、例えば1000CC以下のキャンピング車の場合、引き下げ後の課税額20000円に対し、従来通りの23600円を徴収していました。
過大な課税を行っていたのはキャンピング車と電気自動車合わせて8015台となります。
還付対象者は2424人で還付額は2516万1600円に上るということです。
県では、今後口座振替の用紙を送付するなどして還付をはじめ、来年の2月議会で条例改正案を上程する予定です。
県では条例の規定欠落という事態を深刻に受け止め、組織的なチェック体制の強化など、再発防止の取り組みを徹底するとしています。