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譲れない戦い 夏の参院選へ 各党それぞれの思惑は…

2025年2月24日 19:07
譲れない戦い 夏の参院選へ 各党それぞれの思惑は…
この夏控える参議院選挙に向けて各陣営は体制を整えています。

今回はそれぞれの思惑で動く各陣営の現状を追いました。

年が明けた先月中旬。

宮本周司 参議院議員:「ありがとうございます」

ベテラン県議が開いた新年互礼会に姿を見せたのは自民党の現職宮本周司 参院議員。

宮本周司 参議院議員:「中小企業にも小規模事業者にもしっかりと道徳をもって配慮のある経済政策を我々はこれからもしっかりとやっていき、この小松から石川が元気を取り戻していく」

3年前の参議院補欠選挙で全国比例から選挙区に転身した能美市出身の53歳。

この夏での再選を目指しています。

宮本周司 参議院議員:「目の前の能登の復旧復興石川の取り込み政治改革も含めて目の前のことをしっかりやって夏の参議院選挙に向かっていきたい」

石川は、全県1区の1人区。

6年前の参院選ではその1人区の大半を自民党が押さえて圧勝しており、次も勝敗のカギを握るとみられています。

3年前、現職の辞職に伴う補欠選挙で圧勝した宮本氏ですが次は、本選。

与党で過半数割れした衆院選後の国政選挙ともあって譲れない戦いとなりますが不安材料となるのが収支報告書の不記載問題です。

陣営の幹部らも危機感を募らせつつ党組織の引き締めを目指します。

佐々木紀 衆議院議員:
「深い反省の上に立って、これから政治改革取り組んでいくということなんだろうと思いますので石川県にとっても大事な時ですから国会議員団を含めて結束して頑張っていきたいと思います」

自民党の組織力を生かしながら夏の再選に向け石川への思いを訴える宮本氏。


宮本周司 参議院議員:
「能登も大変です。石川県も大変ですでも、その大変なことを受け止めながらも、でもふるさとを取り戻すんやこの夏も強く覚悟を決めて臨んでいきたいと思っております」


一方の野党はそれぞれ独自候補の擁立に向け動いています。

野党第一党の立憲民主党。

自民党が少数与党となった中で行われる夏の戦いをチャンスと捉え、勝てる候補の擁立に向け水面下で調整しています。