石川県全観測地点”真夏日” お盆の観光地は美術館も水族館も兼六園も…人、人、人
大河内 陽太アナウンサー
「今日から無料開園が始まった兼六園です。額に汗をかくほどの暑さの中、ことじ灯篭前では長蛇の列ができています」
蒸し暑い1日となった14日の石川県内。日中の最高気温は志賀で34.1℃、金沢で33.1℃など、すべての観測地点で真夏日となりました。
こうした中兼六園では旧盆に合わせて無料開園が始まり、多くの観光客が訪れました。みなさん、暑さ対策を取りながらのようで…
広島からの観光客
「風があります。ただ暑いは暑いです」
「常にペットボトルを持ってる帽子は絶対かぶっている」
「たくさん楽しめそうなので、近ければ四季折々に絶対来たいです」
兼六園の無料開園は16日まで行われます。
一方、夏休みも相まって、こちらの施設も、このにぎわい。
地震の影響で先7月、半年ぶりに再開したのとじま水族館には多くの家族連れが足を運んでいました。いまだ県外の施設に避難している生き物もいるため、地震前の半分程度の展示となっていますが、子どもたちは優雅に泳ぐ魚の姿に目を輝かせていました。
金沢からの親子
「震災後どんな感じになっているのかなと興味があって子どもも好きなので来てみました。(生き物は)ちょっと少ないですけど楽しめたと思います」
そして、金沢21世紀美術館でも。
村松 朋哉アナウンサー
「午後1時過ぎの21世紀美術館です。チケット売り場では、多くの人が列を作っています」
チケットを求める人の長蛇の列が。訪れた人は…
神戸からの観光客
「(近江町市場から)歩いてきたのでめちゃくちゃ暑かった。(館内に入ると)めっちゃ涼しいですね」
館内の涼しさに思わず、この笑顔。
美術館では現在、輪島市在住の切り絵作家坂下奈美さんの動物などをモチーフにした切り絵展が開催されています。
愛知からの観光客
「(切り絵が)すごく細かく仕上げられていてあんな細かい切り絵ができるなんてびっくりしました」
金沢21世紀美術館・落合博晃 広報課長
「非常に朝から大勢のお客様がお越しになっています。かなり大勢のお客さんが戻ってきているなという感じがします」
金沢21世紀美術館ではこのお盆前半の3連休でおよそ3万6000人が来館したということです。
こうした中、県内の海岸では前日に続き沖合に人が流されました。
消防によりますと現場は内灘町の海岸で、午後4時過ぎ、遊泳していた成人男性1人と子ども2人が沖合に流されたと消防に通報がありました。
3人は自力で戻り、けがはありませんでした。
内灘海岸では前日も男性2人が流され、近くのサーファーらに救助されていて、金沢海上保安部では波が高い場合は海に入らないことや監視員がいる海水浴場を利用するよう呼び掛けています。