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地震から2か月 輪島から中継 被災者の生活環境はそれぞれ変化も…

2024年3月1日 11:48
地震から2か月 輪島から中継 被災者の生活環境はそれぞれ変化も…
能登半島地震の発生からきょうで2か月です。
石川県では建物被害が7万5000棟を超え、多くの場所で断水も続く影響で今も1万1000人以上が避難生活を送っています。

テレビ金沢・大野裕輝記者:
こちらは石川県輪島市にある避難所です。本来は公民館でしたが、元日から避難所として稼働していて、今も25人の方がここで生活を送っています。一方で、この避難所の隣には仮設住宅が完成し、すでに30世帯が入居しました。

地震から2か月が経ったことで被災者の方の生活環境はそれぞれ変化しています。

避難者男性:
「自宅のライフラインが全然ダメなのでここにいるより仕方ない」

ボランティア男性:
「支援物資はたくさん届くようになったので、食事の面では困っておらず1月の頭にくらべるとよくなっている」

石川県のまとめでは、2月末の段階で建物被害が7万5421棟。断水が続いているのが、1万8880戸となっています。
その影響で、県内で1万1449人が避難所での生活を送っており、他にも県外に避難したり、知り合いの家に身を寄せたりし、自宅に戻れていない人も多くいるのが現状です。

テレビ金沢・大野裕輝:
私は地震発生の翌日の1月2日に輪島市で取材をしました。地震から2か月が経ち、当時と比べて、道路の状況が格段に良くなるなど復旧が進んでいると感じる一方、避難所を取材すると「地震が起きてから時間が止まったままだ」、「何も変わっていない」という声も聞かれました。日常生活が戻るにはまだまだ時間がかかるのだと痛感させられます。

以上、輪島市から中継でした。

テレビ金沢
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