前町長の小泉被告「間違いありません」 志賀町贈収賄事件の初公判で起訴内容認める
志賀町発注の工事をめぐる贈収賄事件で逮捕・起訴された当時・現職の町長だった小泉勝 被告の初公判が17日、金沢地裁で開かれました。
小泉被告は「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めました。
加重収賄などの罪に問われているのは、志賀町の前町長 小泉勝被告です。
起訴状などによりますと、小泉被告は、自らが決裁権を持っていた町発注の公共工事の入札に関して、賄賂を受け取る代わりに最低制限価格を漏らし、不正に工事を落札させたとされています。
17日の初公判では去年の2つの事件、賄賂の額にして計70万円分の審理が行われ、小泉被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
そして、検察側は冒頭陳述で、小泉被告は2009年の町長就任後、ほどなくして知り合いの業者から頼まれて工事の最低制限価格を教えたり、謝礼の現金を受け取るなどするようになった。現金の授受のうち、1件については、業者の妻から小泉被告の妻に手渡されていたと主張しました。
この日の初公判の後、記者の問いかけには応じず、車に乗り込んで裁判所を後にした小泉被告。
次回の裁判は3月6日、被告人質問などが予定されています。