「私たちには同じ経験がある」 ウクライナ避難者が被災者に、郷土料理のボルシチ届ける 珠洲市役所
ウクライナからの避難者が5日、珠洲市役所で被災者に郷土料理・ボルシチを振る舞いました。
ウクライナ侵略を受けて滋賀県彦根市で避難を続けるイリーナ・ヤボルスカさんとその家族が企画したもので、イリーナさんはふるさとが壊されてしまった被災者に自身の気持ちを重ねて、自分たちの料理でせめて、ひと時でも心と体を温めてもらおうと、ウクライナの郷土料理・ボルシチを振る舞うことを決めました。
ボルシチは500食用意され、同日正午からイリーナさんの娘・カテリーナさん夫婦の手で被災者に配布されました。
カテリーナ・ヤボルスカさん
「私たちはそれが分かる。(同じような)エクスペリエンス(経験)がある」「だから、チアーアップ(応援)するのがいいと思った」
イリーナさんらが寄付を呼びかけて集まったパンやレトルト食品なども配布される予定です。