住宅片付けに「感謝の気持ちをどう表したら…」、災害ボランティアが3時間半かけ作業 珠洲
能登半島地震で甚大な被害を受けた珠洲市では、4日も災害ボランティアによる活動が行われました。
珠洲市での災害ボランティア、2日目の4日は12人が参加。津波によって住宅に入り込んだ泥をかき出し、使えなくなった家具などを運び出しました。
三重県から来た男性
「築60年ぐらいらしいんですけど、60年分の思い出が詰まっているなと思いますよね。こっちで持って行っていいのかどうかも1回1回確認しないと」
市内では5500棟を超える住宅が被害を受けていますが、ほぼ全域で断水が続くため宿泊する場所の確保ができず、受け入れ人数や作業時間が限られているのが現状です。
4日は3時間半ほどの活動で、1軒の住宅の片付けを終えました。
片付けを依頼した人
「感謝の気持ちをどう表したらいいかわからないくらい感謝しています。本当にありがとうございます」「これをきっかけに片付けようという見通しが立ちました」
珠洲市では5日以降も、毎日12人前後でボランティア活動を行うということです。