3日ぶりに孤立解消も…川のようになってしまった集落 希望者は集団避難へ
輪島市の門前町皆月では、24日夕方、3日ぶりに道路が通り、孤立状態が解消されました。しかしまだ、電気や水が通っていないため、26日に集団避難が行われます。
海沿いに広がる集落、皆月地区。24日夕方、3日ぶりに孤立状態が解消されました。しかし未だに住民を困らせているのは…
住民:
「電気水道もだめ。電話もできない」
21日の大雨で近くを流れる川が氾濫。そして海岸には流された車が…当時の水の勢いを物語っています。集落はあふれた水で川のようになり、多くの住宅が浸水しました。
記者が話を聞いたのは、この地区に住む母親の中村菊枝さんと連絡が取れない男性。
母親と連絡が取れない男性:
「(21日)午前中は弟と連絡がついていて、弟は出かけると。その後電話が通じなくなった」
母・菊枝さんが住んでいたのは2階建ての住宅。1階には泥水が押し寄せたとみられています。
母親と連絡が取れない男性:
「2階に逃げてくれれば何もなかった。俺は単純に考えていて、避難しているだろうと。たぶん流されたのかなと、ここが全部川だった」
警察などがすでに捜索にあたっていますが、26日も続けられる予定です。住民の大半が高齢者という皆月地区。希望する人はバスで集団避難をする予定です。
七浦区長会 会長:
「ここよりも安全だろうと…水がある、上水下水が使える、電気が使える、電波の状況がない、この4つ。あと近くにお風呂があるし」