「来てくれてうれしい」プロ野球スター選手が能登に集結 被災地支援で児童に笑顔
現役のプロ野球選手たちが能登半島の各地で地元の小学生たちと交流し、被災した能登に子どもたちの元気な声が響きました。
8日、七尾市内の体育館…
市川 栞 キャスター:
「気温は低くとても寒いんですが、会場は熱気を帯びています。子どもたちが楽しそうにキャッ チボールするその相手はプロ野球選手たちです」
2019年、夏の甲子園で星稜を準優勝に導いたバッテリー、ヤクルトの奥川恭伸投手と、巨人の山瀬慎之介選手に…2人の星稜の先輩にあたるロッテの岩下大輝投手など、6人のプロ選手がやってきました。
被災した能登の子どもたちに元気を届けようと、日本プロ野球選手会と読売巨人軍が共同で開いたもので、8日は能登の4つの会場に地元の小学生たちが集まりました。
「あとで帽子にサインして」
「うん、いいよ」
〇か✕で答えるクイズでは、こんな問題が…
「奥川選手がリフティング。10回以上、できるか10回未満か」
「〇やな?やるよ、やるやる、できるって」
しかし、横を通った岩下先輩が…
「できるわけないんだから」
その結果は…
「せーの」「1、2、3、4、5、6…あ~ぁ」
会場には、奥川選手のユニフォームを着た児童も…
奥川選手ファンの児童:
「野球のときもずっと見ていたから会いたいなと思っていて、 今日会えたので本当にうれしいです」
また、観客席にはこんな人も…
奥川・山瀬ファンの観客:
「(Q. この2人のタオルはどんな思いで持ってきた?) 彼らが来てくれるっていうので楽しみにしてきました」
星稜の甲子園準優勝の際に購入したという記念ボールも持参していました。
奥川・山瀬ファンの観客:
「2人肩を並べてくれるのですごい、きょうは本当、楽しいですよね」
一方、輪島市内の会場では…
長野選手に大勢選手、大城選手。そして金沢市出身の泉圭輔選手など、ジャイアンツをリーグ優勝に導いたスター選手たちが集まりました。
中には、バッティングで悔しがる泉選手の貴重な姿も見られました。
参加した児童は:
「身長が高くてシュっとしててキリっとしてました。最高です!」
「将来、僕もプロ野球選手になりたいという気持ちになりました」
巨人・泉 圭輔 投手:
「まだまだ仮設住宅で生活している子とか話聞いているといるみたいなので、そういう子たちのために、もっと元気を届けないといけないなと思ったので、そういった意味で来年も頑張りたいなと」
七尾会場のお昼には、選手たちによる炊き出しも…
選手たちは一緒に写真を撮ったり、じゃんけんに勝った人にサイン入りボールをプレゼントするなどして、時間の限り思い出を作っていきました。
参加した児童:
「いえーい!うれしかったし楽しかった。(Q. 誰に会えてうれしかった?) 奥川選手です。かっこよかったです」
「忙しいときに来てくれてありがとうと思いました。能登に来てくれてうれしかったです」
ロッテ・岩下 大輝 投手(祖父母の自宅が奥能登):
「子どもたちの顔が見られただけでもよかったなと思います。活躍していればメディアさんが取り上げてくれると思うので、少しでもいい情報を届けていけたらと思います」
巨人・山瀬 慎之介 選手:
「どこの子どもたちでも遊ぶ時間は楽しいんですけど、やっぱり地元大好きなので石川県の(子どもたち)というのは特別な感情です。頑張って元気を与えられたらなと思います」
ヤクルト・奥川 恭伸 投手:
「元気な子どもたちの姿が見られてよかったです。安心しました。石川県の復興のためにも皆さんの元気のためにも、一生懸命いい活躍ができるように頑張りたい」