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石川県 能登半島地震発生から6日目 死者数は100人に 救援に向かう緊急車両優先で、県などは能登方面への不要不急の移動を控えるよう呼びかけ

2024年1月6日 12:11
石川県 能登半島地震発生から6日目 死者数は100人に 救援に向かう緊急車両優先で、県などは能登方面への不要不急の移動を控えるよう呼びかけ
能登半島地震は発生から6日で6日目。

復旧も進められていますが、死者の数は100人となりました。

6日5時半頃に起きた最大震度5強の地震では、輪島市で震度4を観測するなど、6日目となるいまも大きな地震が続いています。

輪島市では県内最多の59人の死亡が確認されています。

こうした中、被災者に向けた支援が急ピッチで進んでいます。

輪島市役所にほど近いスーパーマーケットでは、おとといから営業を再開。

5日までは個数制限をしていましたが、6日からは制限をなくし、食料品や水などを販売しています。

訪れた人は、「水が不足していたので助かった」「食器が壊れていたので紙皿が買えて良かった」などと、一様に安堵の表情を浮かべていました。

輪島市では7日以降、雪が降る予報もあります。

厳しい寒さが予想される中、店では暖を取るために必要な冬物の衣料品を販売していて、店の関係者は「こんなときでしか小売業は活躍できない。支援がしたい」と話していました。

また、珠洲市のガソリンスタンドでは市内までの大型車両の通行が可能になったため、タンクローリーが燃料を輸送し、一般車両と緊急車両の給油が再開。

一般車両については2000円分の制限を設け、緊急車両の給油を優先していましたが、6日に再び、燃料が少なくなり、緊急車両のみとなりました。

ガソリンスタンド経営者「緊急車両が多いものでうちらはそっちを優先している。一般市民の方には迷惑をかけますけど、これだけは勘弁してと断っています」

地震が発生して初めての3連休。多くの人が移動し深刻な渋滞が予想されることから、県では緊急車両以外の能登方面への不要不急の移動を控えるよう呼び掛けています。

被災地では少しずつ支援の輪が広がる一方で、まだまだ不安な避難生活が続いています。