被災地の復旧や支援物資を届けるためにも重要なのが道路です。しかし、大量の車両が集中して連日大渋滞となっています。現地から伝えてもらいます。酒井さん！

（中継）
FBC酒井拓海アナ「七尾市の大津交差点です」「この時間帯も復旧工事や救助関係の車両などで長い列が出来ています。能登の大動脈のと里山海道は大きな被害を受けこの国道が奥能登方面に向かう唯一のルートとなっています」

（午前8時ごろ・田鶴浜東交差点映像）
警察官声掛け音「この先緊急車両通行しますので気を付けて通行してください」

5日朝、 七尾市の交差点では警察官が一般車両に対し注意を呼び掛けていました。

穴水から金沢に避難した人「穴水なんです。いったん金沢の方に避難して今必要なものを取りに行ったり片付けに行くところです」

（午前9時半ごろ・七尾市中島町映像）
國松希位太記者影リポート「車線いっぱいに土砂が流れ込んでいます。こういった片側交互通行がいくつもあり渋滞に拍車をかけています」

「被害が大きい奥能登方面に向かう唯一のルートですが、道路のあちこちに亀裂や陥没があってパンクにも注意しながら慎重な運転を余儀なくされます」
「自衛隊や消防などの緊急車両が通行する非常に大切な道路ですが、七尾から穴水までおよそ25キロの道のりは普段なら30分のところが2時間もかかりました」

（正午ごろ・穴水町映像）
「また、穴水から輪島や珠洲に向かう道はさらに道路状況が悪くなっていて対面通行どころか片側通行も難しいということで環状型の一方通行にしています」

（中継）
「奥能登エリアにはまだまだ救助や物資を待っている人がいます。緊急車両が少しでも早く被災地に到着できるよう例えば 良かれと思って個人で支援物資を持っていくといった行動は控える必要があります」
「なお、 のと里山海道は県に代わって国土交通省が復旧工事に着手する方針で一日も早い復旧を目指します」