珠洲市の仮設住宅に花壇作りで交流 神戸からのこころの支援
珠洲市内の仮設住宅で2日、住民たちが花壇を作り交流を深めました。
この花壇作りのイベントは仮設住宅に入居する人たちの交流する場を作ろうと、阪神・淡路大震災で被災した兵庫県の神戸市が「こころの支援」として花を贈り、開かれたものです。
およそ300世帯が入居する珠洲市蛸島町の仮設住宅では、入居する住民たちが協力しながら花をプランターに植えたほか、自己紹介をしたり、近況を話したりしていました。
参加した住民:
「隣りくらいまではわかるけど、あとどこに誰がおいでるのか全然わからなかったので、ここにきて、“あここや。おいでるんや”とかそんなのがわかってよかったです」
神戸市公園緑化協会・福田英明 常務理事:
「これから花の手入れとか、夏場の水やりが大変なので、順番決めてやりましょうかとか、そういった花を通じたコミュニティが出来上がるといいかなと思います」
能登半島地震の被災地では仮設住宅への入居が進んでいますが、住民の孤立をいかにして防ぐかが大きな課題となっています。