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石川でも予約受付開始”北陸応援割” 初日から予約殺到 2次避難との両立が課題

2024年3月12日 18:32
石川でも予約受付開始”北陸応援割” 初日から予約殺到 2次避難との両立が課題
能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する「北陸応援割」
その予約の受付がきょうから石川県でも始まりました。
さっそく、予約の電話が殺到したようです。

加賀市の温泉旅館では9時の予約開始とともに関東や関西などからの電話が相次ぎました。

「受けました」
「その日はいっぱいです」

能登半島地震で打撃を受けた観光を支援する「北陸応援割」は1日2万円を上限として旅行代金の50パーセントが割引されます。
北陸新幹線の延伸にあわせ新潟、富山、石川、福井の4県で今週の土曜日から適用され、ほかの3県はすでに予約が始まっています。

こちらの旅行代理店では、応援割を目当てに午前中だけで100人以上の来店がありました。

新日本ツーリスト 堅田芳弘 代表取締役:
「多くの県外の方からの問い合わせが電話でたくさんありました。加賀温泉あたりの旅館で一泊という方々が来店していた」

地震のあと2月末までの予約のキャンセルはこの店だけでもおよそ5000万円に上っていて新幹線の延伸に期待を寄せています。

「復旧・復興と共に多くの方々に石川県の隅々に来ていただけるよう願っている」

しかし、県内の宿泊施設は地震の被災者が多く、2次避難の人たちの受け入れと応援割での観光客の呼び込みを両立させることになります。

輪島市から2次避難している人:
「天と地。暖かい。食事もおいしい。お風呂も入れる」
「迷惑にならないようにこっちがお世話になっているしここには感謝」

みやびの宿 加賀百万石 吉田 久彦 社長:
「皆さんが次のステップにスムーズに移って行けるようなお手伝いをさせていただくのが我々の責任でもあるし、観光地の経済を回していくところも我々の旅館としての役割だと」

応援割の第一弾は来月26日までです。