持ち前の機動力に期待 長野から軽トラ贈呈
能登の被災地で活躍します。
傷んだ家財や壊れた家屋のがれきなど災害廃棄物を運ぶための軽トラックが被災地に贈られることになり、きょう長野県で出発式が行われました。
ずらりと並んだ10台の中古の軽トラック。持ち前の機動力が期待されています。長野市で行われた軽トラックの出発式。被災地で活動を続ける長野の社会福祉協議会やボランティア団体から災害廃棄物を運ぶ車が不足しているとの情報を受け、小型電気自動車の販売を手掛ける長野市内の会社が提供しました。
長野県では2019年の台風19号災害の際、浸水して泥に覆われた道や細い路地にも入り込めたくさんの廃棄物を運ぶことができる軽トラックが迅速な復興に大きな力を果たしました。その経験を今回も生かしたいとの願いが込められています。
長野県社会福祉協議会常務理事・竹内善彦さん:
「フェーズとしてはだんだん復旧のフェースに入ってきていると思っています。災害ごみを片付けないと復旧ができません。/現地も道も狭いので、このような軽トラが非常に活躍するんではないかと思っています。」
長野県・阿部知事:
「まだまだボランティアによる支援、これから重要な局面になってくるかなというふうに思っています。被災者の支援にしっかりとつながるように取り組んでいきたい。」
軽トラックは今週中に出発し、4台が石川県輪島市、6台が能登町に配置され、支援活動にあたっている長野県の関係者が活用します。