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亀裂の入った港で…割れた道路で… 能登半島各地でボランティアが街の復旧作業に尽力

2024年1月20日 12:09
亀裂の入った港で…割れた道路で… 能登半島各地でボランティアが街の復旧作業に尽力
1月20日昼ニュース
能登半島地震の発生から20日。被災地では小型重機を扱うボランティアが作業を行い街の復旧に尽力しています。

今後、雨の予報となっており土砂災害への警戒も必要です。

■緒方記者「七尾市では雨が降る中建設型応急住宅を建てるための作業が始まっています。」

県内では多いところで1時間に15ミリのやや強い雨が予想されており、気象台は、地震で地盤が緩んでいて土砂災害の危険が高まっているとして、注意を呼びかけています。

一方、珠洲市では全国から集まった主に建設関係の技術者たちのボランティアチームが重機を使って道路を通れるようにしたり家に残された貴重品などを探したりする活動を行っています。

20日は、船を海に下ろすためのクレーン車を運び込めるよう、亀裂の入った港を石や土で修復する作業が行われました。

■珠洲NPO技術系アライアンス樋口裕司さん:
「小型の重機でボランティアでで きるところは小回りをきかせて住民さんからのニーズがあった ときにすぐに対応する」

このチームは、2日から現地に入り作業を続けています。

発生からまもなく3週間が経ちますがまだまだ応急復旧の段階にも達していないと話しています。

また、志賀町の水が使えるようになったこのコインランドリーには大量の洗濯物を抱えた多くの人が訪れていました。

■お客さん:
「洗濯は地震後2回目です。前は金沢まで行ってやっていたのでこんな近くでできて助かります」

震災後3度目の週末を迎えた被災地。

復旧に向けた動きもあるなか、厳しい生活は続いています。