厳しい暑さ 石川県で今年初の猛暑日 夜は大雨の所も
県内は厳しい暑さとなり、金沢などでことし初の猛暑日になりました。こうした中、海水浴シーズンを前に、水難事故を防ごうと訓練が行われました。
県内は、朝からぐんぐん気温が上がり、午前中から厳しい暑さとなりました。
山下 実々 記者
「午後2時の金沢駅に来ています。 手元の温度計は35度を超えて います。日差しが照りつけてい て、息苦しい暑さです」
最高気温は、加賀中津原で36.8度、小松で35.9度、金沢で35.4度とことし初の猛暑日に。そのほかの地点では30度を超えるなど、県内9つ地点でことし1番の暑さとなりました。
この厳しい暑さのなか、内灘町の海水浴場では、消防や警察、海上保安部などが合同で、水難事故に備えた訓練を行いました。訓練は、海水浴中に3人が行方不明になったという想定で、ヘリやドローンを使うなど、迅速な救助に向けた連携を強めました。
金沢海上保安部では、海水浴について、監視員が駐在する海水浴場で行うことや、子どもからは目を離さないこと、天候不良の際は遊泳しないことなどを守ってほしいとしています。
一方、中能登町の不動滝では。
夏の訪れを告げる恒例の滝開きが行われ、住民らが滝行を体験しました。
白装束の参加者は、高さおよそ20メートルから落ちる冷水に打たれながら、無病息災や能登半島地震からの復興を願いました。
「私自身能登半島地震で被災をしたので、そういうちょっともや もやした気持ちなどを流せたと思う前向きに頑張ろうかなと思いました」
「冷たかったけど、心地よかったですね」
滝行は、9月いっぱいまで体験できるという事です。
一方、この後は大雨に注意が必要です。
気象台によりますと、加賀では、5日夜のはじめ頃から6日未明にかけて大雨となる所がある見込みです。6日夕方6時までの24時間で降る雨の量は多い所で加賀 70ミリ能登 30ミリと予想されています。加賀では5日夜遅くから6日にかけて土砂災害に注意警戒が必要です。