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石川県内の雪 これからどうなる? 気象予報士小野さんが解説

2023年12月21日 19:39
石川県内の雪 これからどうなる? 気象予報士小野さんが解説


市川アナ)ここからは、報道部の気象予報士小野さんとお伝えします。小野さん、能登を中心に雪の量が多くなっていますね。

気象予報士・小野さん)積雪の様子を見ていきましょう。21日午後6時時点で、珠洲で17 センチ、輪島で9 センチなどです。
いま積雪のある地点は、すべて朝早い段階で0センチでしたので、きょう一日で積もりました。

今夜の予想天気図です。雪の原因は、この冬一番の強い寒気と冬型の気圧配置です。

あすの予想天気図です。

市川アナ)あすも寒気が居座りますね。ほとんど動きません。

気象予報士・小野さん)あすが寒気の底です。この冬一番の強い寒気、そして冬型の気圧配置が続きますので、雪の降り方には注意が必要です。
雪雲と、風の予想を一緒に見ていきましょう。今夜9時の段階の予想です。

市川アナ)日本海には、違う方向の風がぶつかって帯状の雪雲ができていますね。

気象予報士・小野さん)これがJPCZと呼ばれる大雪をもたらす雪雲の帯です。動かします。

市川アナ)あすにかけて、移動しながら県内を通ります。

気象予報士・小野さん)はい、通過するだけでも大雪に警戒が必要なんですが、もし、これが、動かずに停滞してしまうと、同じ所で強い雪が降り続き、短い時間で大雪になってしまいます。日本海の海の温度が高いので、予想以上に雪雲が発達する可能性もあります。

市川アナ)このコンピュータ―の画面は、あくまでも「ひとつの予想」ですから、雪の降り方に警戒しないといけませんね。

小野)24時間に予想される「降る雪の量」を見ていきましょう。
まず、あす夕方までには平地では、多い所で加賀・能登ともに30センチ、加賀の山地で60センチ、能登の山地で50センチです。

市川アナ)さらに、あさって夕方までには、加賀・能登の平地で10センチから20センチ、加賀・能登の山地で20センチから40センチです。

気象予報士・小野さん)警戒・注意事項です。
能登北部の山地では今夜遅くにかけて大雪による交通障害に警戒し、県内全域で電線などへの着雪による停電や、路面の凍結などにもご注意ください。

市川アナ)ここまで小野さんとお伝えしました。

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