「優勝した姿で石川に帰れることがうれしい」 大関・大の里 一夜明け“横綱”への思い語る
23日の千秋楽。優勝決定戦で高安を下し、3度目の優勝を果たした大の里。その瞬間、地元の石川県津幡町では…
「ワ―!!」
地元の人たち:
「もう本当にうれしいです。優勝おめでとうって言いたいです」
「うれしいです。横綱になって、優勝してほしいです」
金沢駅では…
「優勝したの!?」
号外も配られました。
「早く横綱になってほしい」
「北陸を盛り上げてください」
賜杯を獲得したのは、関脇だった去年9月の秋場所以来3場所ぶり。大関に昇進してからは初めての優勝です。
このあと開かれた祝賀会では…
市川 栞 キャスター:
「3回目の優勝を決めた大の里関です。その喜びをファンの皆さんと分かち合っています」
大関・大の里:
「次が大事な場所になってくると思いますし、もう一度またさらにパワーアップして、親方の言うことを聞いて頑張りたい」
ただ、その親方からは12勝3敗という成績について、こんな注文も…
二所ノ関親方(元稀勢の里)
「3敗したってことはまだ稽古足りないのかなと思うので、4月はしっかりいい稽古をして、これが13勝、14勝になるように、また指導していきたいと思います」
大関・大の里:
「そうですね、親方が言うなら仕方ない。仕方ないっていうか、その通りだと思うんで、また体調面しっかり気をつけて、巡業頑張って、また五月場所に向けて頑張りたいと思います」
そして、一夜明けた24日朝の会見。
次の五月場所では綱とりへの期待も高まりますが、横綱に必要な資質について聞かれると…
大関・大の里:
「(横綱には)やっぱり簡単になれるもんじゃないと思ってるんで、少しでも近づけるように頑張りたいなと思いますね」
会見では、七尾市と地元の津幡町で4月に行われる春巡業についても口にしました。
大関・大の里:
「いま大変な状況がまだ続いていますけど、また能登の皆さんにも優勝した姿で石川に帰れるということがうれしいので、自分の姿を見てくれればいいかなと思いますね」
横綱昇進に挑む五月場所は、5月11日に初日を迎えます。