旧ジャイアンツ寮 伝説の「松井部屋」の畳がふるさと石川・能美市に
プロ野球・巨人の選手たちが若手時代を過ごしたジャイアンツ寮。
OBの松井秀喜さんゆかりの部屋にあった“あるもの”が、ふるさと能美市にあるベースボールミュージアムに届きました。
25日午後、能美市の松井秀喜ベースボールミュージアムに、1台のトラックが到着しました。
中から運び出されたのは梱包された大きな荷物。
それは、神奈川県川崎市にあるジャイアンツの選手寮にあった「畳」でした。
巨人OBの松井秀喜さんが若手の頃、この部屋で素振りを繰り返したことにより、大部分が擦り切れた状態になっています。
星稜高校から鳴り物入りでドラフト1位で巨人に入団し、のちにメジャーでも活躍した松井さん。
そんな松井さんのひたむきな努力の跡が残るこの部屋は、その後、「松井部屋」と呼ばれ、多くの若手選手が使用してきました。
しかし、新たな寮が建設されたため、役目を終えることに。
そして、球団側からの提案もあり、努力の証でもある畳は松井さんのミュージアムで展示される方向となりました。
館長を務める父、昌雄さんは…
父・昌雄さん「そういう努力をしていたというジャイアンツの後輩の方々に何らかの力になっていた存在とすれば本人も嬉しいし、私たちも嬉しいと思うし、見ていただくファンの方も、喜ぶのではないかなと思ってます」
今のところ、来年の3月下旬春休みに合わせて展示を始める計画で、松井さんの輝かしい足跡を紹介する多くの展示品に新たな魅力が加わることになります。