鹿児島市議会の9月定例会が3日開会し、約9200万円を減額した補正予算案が提案されました。西原商会アリーナの改修について、2024年度予定していたつり天井の耐震工事が入札中止となったことを受けて減額となりました。入札中止のため着工は2年遅れの2026年度になります。

　3日開会した鹿児島市議会の9月定例会には9216万7000円を減額する一般会計補正予算案など議案30件が提案されました。

（鹿児島市　下鶴市長）
「商工費については鹿児島アリーナのリニューアルに要する経費を計上したほか、メインアリーナの特定天井改修に要する経費の不用見込み額を減額した」

　西原商会アリーナの改修について、つり天井の耐震工事の入札を5月末に公告しましたが、希望する団体がなく中止となり、耐震化の工事に係る経費を減額しました。鹿児島市によりますと2024年度はエンターテインメント設備の設計に5632万円を計上。入札中止のため着工は2年遅れの2026年度になります。

　そのほか、2025年3月に予定されているJR仙巌園駅の開業に合わせ、磯ビーチハウスを1年を通して賑わう場所に整備するための利活用に230万円を計上。

　また、医療費の全額助成の対象を中学生まで広げ、自己負担もゼロにする条例の改正案も提案されました。

　鹿児島市議会の9月定例会は9月30日まで開かれます。