マダニ媒介の感染症「SFTS」 県内の60代女性2人が感染 県内では今年初
県内の60代の女性2人がマダニが媒介する感染症SFTSに感染し、入院していることがわかりました。県内での感染の確認は今年初めてです。
マダニが媒介するウイルスによる感染症SFTSに感染したのは、肝属郡と薩摩郡に住む60代の女性2人です。
県によりますと、2人は4月7日に発熱やめまいなどの症状が出たため、病院を受診。その後、別の医療機関での検査で、陽性が確認されたということです。SFTSへの感染が確認されたのは、県内では2024年は初めてで2人は現在も入院しています。マダニに刺された跡がなく、どこで接触したかも不明だということです。
日本でのSFTSの致死率は30%程と非常に高くなっています。マダニは春から秋にかけて活動が盛んになるため、野山に入るときは肌の露出を少なくするよう注意が必要です。咬まれたときは無理に引き抜くとマダニの一部が体に残る恐れがあるため、県はすぐに医療機関を受診するよう呼び掛けています。