鹿児島県警の前捜査2課長 情報漏洩の疑いで書類送検 2月には不同意性交等の疑いで書類送検 地検は2件とも不起訴処分
県警本部の前の捜査2課長に新たな不祥事です。捜査で知り得た情報を知人の女性に漏らしたとして県警が書類送検していたことが明らかになりました。前の捜査2課長は2月、不同意性交等の疑いで書類送検されていて県警は21日、停職1か月の懲戒処分としました。
(県警本部・岩瀬聡本部長)
「幹部職員がこのような非違行為を行っていたことは県民の皆様からの県警察に対する信頼はもとより、再発防止対策への信頼をも大きく損なうものであり、このような事態を生じさせてし まったことにつきまして県警察の責任者として県民の皆さまに 深くお詫び申し上げます」
地方公務員法違反の疑いで書類送検されたのは県警本部刑事部の前の捜査2課長、安部裕行警視(29)です。
県警によりますと、安部警視は県警本部に着任した2023年8月から2024年12月ごろまでに、県内外の複数の女性と不適切な交際をし、そのうちの1人にスマートフォンのメッセージアプリで複数回に渡り2つの事件の捜査情報を漏らした疑いが持たれています。
安部警視は、当時、捜査2課長として2つの事件の現場の捜査を指揮する立場にありました。
調べに対し、安部警視は「仕事が忙しいという状況を相手の女性に理解してもらおうと事件に関する情報を伝えた」などと話しているということです。
安部警視は2月、別の知人の女性に性的暴行を加えたとして不同意性交等の疑いで書類送検されていて、この捜査を進める過程で今回の情報漏えいが発覚したということです。
県警は一連の不祥事で「警察への信頼を著しく失墜させた」として、21日付けで停職1か月の懲戒処分としました。
なお、鹿児島地方検察庁は書類送検された2件について、いずれも21日付けで不起訴処分としました。このうち、捜査情報の漏洩について地検は「目的が悪質とは言い難く、警察で一定の処分がなされていることなどを考慮した」として起訴猶予としました。不同意性交等の容疑の不起訴処分の理由については「回答を差し控える」としています。
(県警本部・岩瀬聡本部長)
「幹部職員がこのような非違行為を行っていたことは県民の皆様からの県警察に対する信頼はもとより、再発防止対策への信頼をも大きく損なうものであり、このような事態を生じさせてし まったことにつきまして県警察の責任者として県民の皆さまに 深くお詫び申し上げます」
地方公務員法違反の疑いで書類送検されたのは県警本部刑事部の前の捜査2課長、安部裕行警視(29)です。
県警によりますと、安部警視は県警本部に着任した2023年8月から2024年12月ごろまでに、県内外の複数の女性と不適切な交際をし、そのうちの1人にスマートフォンのメッセージアプリで複数回に渡り2つの事件の捜査情報を漏らした疑いが持たれています。
安部警視は、当時、捜査2課長として2つの事件の現場の捜査を指揮する立場にありました。
調べに対し、安部警視は「仕事が忙しいという状況を相手の女性に理解してもらおうと事件に関する情報を伝えた」などと話しているということです。
安部警視は2月、別の知人の女性に性的暴行を加えたとして不同意性交等の疑いで書類送検されていて、この捜査を進める過程で今回の情報漏えいが発覚したということです。
県警は一連の不祥事で「警察への信頼を著しく失墜させた」として、21日付けで停職1か月の懲戒処分としました。
なお、鹿児島地方検察庁は書類送検された2件について、いずれも21日付けで不起訴処分としました。このうち、捜査情報の漏洩について地検は「目的が悪質とは言い難く、警察で一定の処分がなされていることなどを考慮した」として起訴猶予としました。不同意性交等の容疑の不起訴処分の理由については「回答を差し控える」としています。
最終更新日:2025年3月21日 10:47