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生産量日本一の「かごしま茶」を観光にいかそう!生産者や観光関係者が「かごしま茶モニターツアー」

2025年3月11日 19:28
生産量日本一の「かごしま茶」を観光にいかそう!生産者や観光関係者が「かごしま茶モニターツアー」
 生産量日本一になった「かごしま茶」を観光に活かす取り組みが始まりました。県内のお茶の生産者や観光関係者が参加して「かごしま茶モニターツアー」が行われました。

 県内の去年のお茶の生産量は2万7000トン。「お茶王国」静岡を抜いて初めて日本一となりました。

(記者)
「こちらのバスに乗って、モニターツアーに参加します。よろしくお願いします」

 モニターツアーに参加したのは、県内のお茶の生産者や観光業関係者などおよそ20人です。向かったのは、鹿児島市の鹿児島茶流通センター「ちゃぴおん」。観光客目線でかごしま茶の魅力を再確認しました。

鹿児島観光コンベンション協会・谷脇真二さん)
「鹿児島はお茶の産地だがお茶を生かした観光プログラムが他県に比べると多くない」

 お茶を生かした観光プログラムで鍵となるのが「食」。一行は鹿児島市内のレストランを訪れました。提供される茶碗蒸しや揚げ物などの料理に「かごしま茶」が使われています。黒豚しゃぶしゃぶの出汁には知覧茶と昆布茶が入っています。

(記者が試食)
「うまい!お茶の風味がふわっと来ますね」

日本はもちろん海外からの観光客にも喜ばれそうです。

(参加した航空会社の女性)
「(観光客やインバウンド客は)すごく興味を持って下さるのかなと思う。普段、和食をみなさん食べ慣れてきているので、お茶を加えることで一味違う和食を楽しめる」

(参加した大学教授)
「生産量は日本一になったが、品質としていかにブランドを高めていくか」

(参加した茶業関係者)
「飲食店などで/お茶を生かしていってもらうのも手立て」

 モニターツアーで出された意見などを踏まえ「鹿児島観光コンベンション協会」はお茶を生かした観光のプログラムを作る予定です。
最終更新日:2025年3月12日 12:00