入院中の子どもに安心を「キワニスドール」高校生や大学生などが作るイベント
入院している子どもたちの不安を和らげるための人形「キワニスドール」をつくるイベントが鹿児島市で開かれました。
国際奉仕団体「鹿児島キワニスクラブ」は入院している子どもたちに「キワニスドール」という人形を贈っています。
「キワニスドール」は白い木綿の生地に綿を詰めた人形で、医師が人形を使って治療の説明をしたり、子どもたちが抱いて寝たりするなど不安を和らげる目的で作られています。鹿児島市で行われた人形作りには高校生や大学生など約50人が参加しました。
(参加した高校生)
「小児科の子に届くなら頑張ろうかなと思う。元気になってくれるのが一番なのでその助けになれば」
また、イベントでは「東京キワニスクラブ」とリモートでつなぎ、キワニスドールについての活動報告会も行われました。
(いまきいれ総合病院 看護部松野下恵子病棟師長)
「(キワニスドールは)たくさんの人が関わっていることを知っていただいて子どものことが一番大事なんだよってことを伝えていけたらいいなと思う」
(鹿児島キワニスクラブ 堂岡敏彦会長)
「病気の子たちに少しでも1日でも早く元気になっていただきたいことが1番の込められている。それが伝わればいいと思う」
イベントでは50体のキワニスドールが作られ、いまきいれ総合病院に贈られたということです。