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鹿児島県警の不祥事 “百条委員会”の設置を求め県民連合が提案 県警の対応は「議会軽視、ごまかしの答弁」

2024年9月25日 19:00
鹿児島県警の不祥事   “百条委員会”の設置を求め県民連合が提案 県警の対応は「議会軽視、ごまかしの答弁」
  県警の相次ぐ不祥事についての野川本部長の県議会での対応を「議会軽視。ごまかしの答弁」と厳しく批判し強い調査権を持つ百条委員会の設置を求めました。百条委員会 設置の決議案を提出した野党会派の県民連合は県議会で必要性を改めて訴えました。

本会議の前に開かれた県議会の議会運営委員会。24日、県民連合から百条委員会の設置を求める決議案を提出された議長は…

(松里保廣議長)
「県民の関心も高く慎重かつ丁寧に取り扱うことが適切と考えている」

 松里 議長は本会議で数日に分けて議論し27日に採決する考えを示しました。これに対し県民連合の福司山 議員は「各会派すれ違いも多い。採決の前に全員協議会で意見を交わしたい」と全員協議会の開催を求めました。

 この後の本会議。県民連合の宇都 議員が百条委員会の決議案を提案した理由をこう説明しました。

(宇都恵子議員)
「県警の議会軽視。虚偽とは認めなかったがごまかしの答弁。偽証に関する罰則という強い権限を持つ百条委員会を我々は求めています」

野川 本部長のこれまでの県議会での答弁を厳しく批判し百条委員会の設置を強く求めました。

(宇都恵子議員)
「誰が検証し誰が明らかにしていくのか。司法でもない。公安委員会にも県警自身にもできない。役割を果たせるのは私たち鹿児島県議会だけです。私たちが百条委員会を設置して誰が損害を被るのでしょうか?誰もいません。むしろ設置しないことこそが県民の大きな損失になり得るのです」

提案理由の説明を野川 本部長は表情を変えることなくメモを取りながら聞いていました。

 一方、公明党は県警が示した再発防止策の進捗状況を調査するための特別委員会を設置するための動議を提案し理解を求めました。百条委員会に関する決議案、特別委員会の動議はそれぞれ今月27日に採決されます。