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「全うできなかった・・・」悔しさにじませる 鹿児島市 松山芳英副市長が12月末で辞任、退職

2024年12月27日 19:32
「全うできなかった・・・」悔しさにじませる 鹿児島市 松山芳英副市長が12月末で辞任、退職
 鹿児島市が建設を目指す新たなスタジアムで県や関係団体との調整役を担ってきた鹿児島市の松山芳英 副市長が今月いっぱいで辞任退職することがわかりました。11月から体調を崩していて、治療に専念するということです。

 12月で辞任、退職するのは鹿児島市の松山芳英副市長73歳です。

(鹿児島市・松山芳英副市長)
「治療に専念したいということで今回、退任することにしました」

 11月はじめに体調を崩して入院し治療を続けてきました。

(鹿児島市・松山芳英副市長)
「すい臓がんというほぼ確定診断に近いものをいただいた。それであれば今の職を全うするのは難しい」

 今後は治療に専念するため副市長を辞任して退職することを決断しました。松山副市長は鹿屋市出身で1973年に鹿児島市役所に入り総務局長や水道局長などを歴任、2017年に森市政で副市長に就きました。2021年に下鶴市政に変わった後も副市長に再任され鹿児島市が建設を目指す新スタジアム構想では県や関係団体との調整役を担いました。

 ある鹿児島市議は、松山副市長について「議員の話にも耳を傾け、本音で話せる鹿児島市の幹部だった」と話しました。副市長になってからの2期7年9か月について問われると…

(鹿児島市・松山芳英副市長)
「色々チャレンジしたけどできなかった。全うできなかったという意識が強い。私は副市長時代にこういう事をしたと話すのに抵抗がある」

 悔しさをにじませました。松山副市長の業務は松枝 副市長に引き継がれ当面は、副市長1人で市長を支えるということです。
最終更新日:2024年12月27日 20:06