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県内の中高生いざ”カンボジアへ”! 来週1週間ホームステイ 

2024年7月19日 20:08
県内の中高生いざ”カンボジアへ”! 来週1週間ホームステイ 

 県内の中高生が来週、カンボジアの村でホームステイをしながら現地の人と交流します。ホームステイを前に事前の研修が先月行われ、生徒たちはカンボジアの言葉や文化を学びました。

 先月、鹿児島市に集まったのは、学校も学年も異なる県内の中学生と高校生16人です。国際性豊かな人材を育成しようと、県青少年国際協力体験事業実行委員会が行っている取り組みで、今年の参加者は、来週1週間、カンボジアの村でホームステイをし現地の人と交流します。

(尚志館高校3年 山口 寧々さん)
「カンボジアとか海外の衛生面、 どんなふうに生活しているのかを知りたくて」
(加治木高校3年 濵田 桃花さん)
「日本語が全く通じない環境でどうやってコミュニケーションを取ったらいいのかを学びたくて」
(鶴丸高校1年 有馬 こはるさん)
「現地の現在の状況を知ることができれば、自分の将来の夢につながるかなと」

 参加する理由はさまざまですが、ホームステイへの期待や不安は一緒です。

(坊津学園9年 長濵 有祐実さん)
「お土産を持っていくつもりだけどカンボジアの方が喜ぶものは?」
(青年海外協力隊カンボジアOV 佐藤 貴之さん)
「扇子とかお箸とか。和柄の折り紙とかシンプルなものを持っていけば十分喜んでくれる。タイ米と日本米の間くらいの硬さなので苦手な人はあえてふりかけを持っていってかつ紹介する。幅広く日本のものであればお金をかける必要はない」

(川辺高校3年 中村 龍心さん)
「洗濯がどうなっているか知りたいです」
(青年海外協力隊カンボジアOV 佐藤 貴之さん)
「おそらくホームステイ先に行ったら自分で手洗いするかホストファミリーが出しておけば洗っておくよと言ってくれたら出して洗ってもらう感じになるかなと。洗濯機とかはないです」

(鹿児島情報高校2年 濵畑 和花さん)
「クニョム チュモッホ 和花。クニョム ミアン アーユ ドップ プラム ムオイ チュナッム」
(鹿児島中央高校3年 益満 凛々さん)
「クニョム チュモッホ 凛々。クニョム ミアン アーユ ドップ プラム ピー チュナッム」

 カンボジアの公用語、「クメール語」の挨拶を学んだ中高生たち、研修を通してすっかり打ち解けました。

(鴨池中学校3年 吉井 李織さん)
「自分が思っていた常識を覆すことができ世界って広いんだなと理解できた」
(鹿屋東中学校2年 今村 莉亜那さん)
「緊張が和らいでよかった。一生モノと言われているので悔いの残らないような研修にしたい」

 鹿屋市では、泊まり込みで事前研修を行いました。こちらはホームステイ先に日本や鹿児島、自分について紹介するために1人1人が作ったアルバムです。

(川辺中学校3年 津平 貴史さん)
「鹿児島の中でも先っぽの端っこの南九州市に住んでいます。これが私の街の春夏秋…春の写真です」

(川内南中学校2年 木原 綺音さん)
「川内大綱引きです。大きい綱を裸の男たちが白と赤に分かれて引き合います」

(鳳凰高校1年 岩下 悠愛さん)
「春にはツツジとサクラと開聞岳を一緒に見ることができる場所で、夏には一面に黄色いヒマワリが咲きます。枕崎の特産はなんといっても鰹節、鰹節」

「いただきます」

 ベトナム料理を通して一足早く“東南アジアを体感”しました。

(鹿児島修学館高校2年 児玉 花菜さん)
「なんか、しなっている。えびせんみたいな味です。ん?豆乳みたいな」
(鹿屋東中学校2年 今村 莉亜那さん)
「めっちゃココナッツミルク感やばい」

 研修の最後にはクメール語での自己紹介と歌を保護者に披露しました。

(神村学園高等部1年 鶴本 七望さん)
「新しいことに触れて世界が広がった感じがあった。クメール語の簡単な日常会話の習得を目指したい」

(鹿児島第一中学校1年 金丸 めいかさん)
「(言語は)難しいけど楽しみになってきている。家族と離れて全然知らない国に行くのは不安だけど、団員の方とか引率の方も優しいのでいける気がします」

(大島高校1年 川節 桃香さん)
「離島だからこそ、鹿児島市内の人たちより時間もお金もかかることがたくさんあるのでその分、それ以上のものを経験できたら!」

 中高生は21日、それぞれの目標や夢を胸にカンボジアに出発します。滞在中の模様はエブリーの中でシリーズでお伝えする予定です。