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鹿児島市の下水道管6か所を自主点検 埼玉陥没事故を受け いずれも異常なし 腐食や堆積物など点検 

2025年2月17日 19:16
鹿児島市の下水道管6か所を自主点検 埼玉陥没事故を受け いずれも異常なし 腐食や堆積物など点検 
 1月、埼玉県の道路が陥没しトラックが転落した事故は下水道管が腐食し破損したことが原因とみられています。

 事故を受けて鹿児島市は2月、市内の下水道管6か所で自主点検を行い、異常は見つからなかったと発表しました。

 この事故は1月28日、埼玉県八潮市の県道が陥没し2トントラック1台が転落したものです。

 県道の約10メートル下に設置された下水道管が腐食して破損し、破損した部分に土砂が流れ込むことで、地中に空洞ができた可能性があると見られています。

 事故を受け、鹿児島市は5年ごとに義務付けられている定期点検とは別に、2月5日から7日までの3日間に、市内の下水道管を自主点検しました。

 対象は下荒田1丁目や鴨池新町、宇宿2丁目など計6か所です。腐食につながるとされる硫化水素の濃度が高い箇所を選んで行われました。

 腐食の状況や汚水の流れ方、堆積物の有無などを点検した結果、いずれの箇所でも異常は見つからなかったということです。

 市は、今後も定期点検をしっかりと行うとともに国の要請に合わせて適切に対応していくとしています。
最終更新日:2025年2月17日 19:16