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県が指定目指す救命救急センター「霧島、大隅への要望踏まえ対応」 県警不祥事めぐる「百条委員会」最大派閥自民は…

2024年6月18日 18:54
県が指定目指す救命救急センター「霧島、大隅への要望踏まえ対応」 県警不祥事めぐる「百条委員会」最大派閥自民は…

 県議会最終本会議で塩田知事は県が新しく指定を目指す救命救急センターについて霧島や大隅への設置を望む意見も十分踏まえ対応したいと述べました。

 県議会の6月定例会は最終本会議を開き新たな感染症の発生に備えた費用や志布志市に新設する特別支援学校の整備に関する費用など28億円余りの補正予算案を可決しました。

 塩田知事は閉会を前に県が新しく指定を目指す救命救急センターについて触れました。県は、国の指定要件を満たすとして、鹿児島市の米盛病院を救命救急センターに指定するよう県の医療審議会に諮問しています。審議会では「鹿児島市にセンターが集中する」など意見が集約されず「知事に判断をゆだねる」として答申は出されていません。

(塩田知事)
「県としては県民の命にかかわることでありまた議会の環境厚生委員会でも複数の委員が早期に結論出してほしいとの意見で一致したとこでありこうした意見も重く受け止め速やかに対応する。霧島や大隅等の地域でも救命救急センターの指定に向けて努力してほしいとの意見も十分踏まえて今後対応を検討したい」

 また塩田知事は、県警の不祥事について「県民の信頼を裏切る事態が起きたことは誠に遺憾。原因究明を早急に行うとともに抜本的で網羅的な再発防止策に取り組んでほしい」と述べました。

 県議会では百条委員会の設置が検討されていて、最大会派の自民党県議団は百条委員会について協議しました。

(自民党県議団 西高悟会長)
「喧々諤々たくさんの意見が出された。否定的な意見はほぼなかった」

 自民党県議団は来月10日に団としての考えをまとめる方針です。