鹿児島市伊敷にある大田ベーカリーの直売所では学校給食のパンなどを製造していますが、物価高の中、消費者に寄り添った商品があります。

（記者）
「店内にはたくさんのパンがご覧のようになんでいます。そして、一番目を引くのがこちら。食パンの耳がおよそ30枚入って179円と破格です」

　ほかにも定価で600円前後となるパンの詰め合わせが435円。さらに店頭に並んでいるパンの表示価格はすべて定価の2割引きです。

（客）
「安い。ものすごく安い。助かります。お財布的には助かります。だってふつう買ったらもっと高いもん」（客）
「安いですね。これだけ買って、思ったより（金額が）いってないときがあるから」

　工場の横に直売所があるため輸送費がかからず価格を抑えられているといいます。

（大田ベーカリー営業部・道添昌二次長）
「工場で出来立てをすぐ隣の売店に持ってくる。たったこれだけのこと。物価が高騰しても燃料費、ガソリン代がかかっていないのでその分安く出来ている」

　先が見通せない物価高。店も消費者も工夫して乗り切ろうと懸命です。