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国の原子力総合防災訓練 11年ぶり今年度下半期に実施へ 

2024年4月19日 19:45
国の原子力総合防災訓練 11年ぶり今年度下半期に実施へ 
 国による大規模な原子力総合防災訓練が、今年度、11年ぶりに県内で行われることになりました。

 また豪雨災害以降運転見合わせが続く肥薩線の吉松と人吉の間について、塩田知事は鉄道存続の方向で協議を進めたいと初めて明らかにしました。

 国の原子力総合防災訓練は原子力発電所のある自治体で毎年行われていて、県内では2013年10月に川内原子力発電所のある薩摩川内市などで実施されました。

 塩田知事は定例会見で、この訓練が今年度の下半期に11年ぶりに県内で行われると発表しました。

(塩田知事)
「自衛隊など実働部隊も参加するとのことなので県内外への広域的な住民避難など普段できないような訓練、国と一緒になってやれるようなこと、また関係機関との連携のあり方について訓練できれば」

 塩田知事は能登半島地震を踏まえた対応や国と連携した初動体制の立ち上げなどについて確認したいと述べました。

 訓練は3日程度が想定され、参加人数や具体的な時期については今後協議を進めることにしています。

 また定例会見では2020年7月の豪雨災害で八代と吉松の間で運休が続くJR九州の肥薩線について質問がありました。

 「川線」と呼ばれる八代と人吉の間については鉄道での復旧の方向性が示されたことに塩田知事は「前進した」と述べました。

 一方、鹿児島も一部沿線となる吉松と人吉の間のいわゆる山線については。

(塩田知事)
「鉄道は地域の足でありまた観光産業振興に資する重要なインフラである。鹿児島宮崎熊本一緒になって山線にも今後の存続に向けて取り組んでいきたい」

 塩田知事は山線を維持存続する方向で協議を進めたいとする考えを初めて明らかにしました。