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今季初 出水市の養鶏場で鳥インフルエンザ 毒性の強い高病原性の疑いが確定すれば12万羽殺処分へ

2024年11月19日 19:20
今季初 出水市の養鶏場で鳥インフルエンザ 毒性の強い高病原性の疑いが確定すれば12万羽殺処分へ
 県は19日、出水市養鶏場鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表しました。毒性の強い高病原性の疑いがあるということです。県内の養鶏場での発生は今シーズン初めてです。

(塩田知事)
「本日出水市の養鶏場において高病原性鳥インフルエンザの簡易検査による陽性が確認されたとの報告があった」

 19日午後5時半、県は対策本部会議を開きました。鳥インフルエンザが確認されたのは出水市高尾野町の養鶏場です。

 19日午前9時、農協から「2羽がまとまって死んでいて周囲のニワトリも衰弱していた」と通報がありました。

 県が10羽のニワトリに簡易検査を行ったところ、全てのニワトリからA型鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認されました。

 毒性の強い高病原性の疑いがあるということです。

 県内の養鶏場での鳥インフルエンザの発生は、今シーズン初めてです。今後、遺伝子検査を行い高病原性の疑いが確定すれば、養鶏場で飼っている約12万羽のニワトリが殺処分されます。

 県は現在、緊急的な措置として、発生した農場からのニワトリや物品の持ち出しを禁じ、半径10キロ圏内の農場のニワトリや卵の移動の自粛を要請しています。

 高病原性の疑いが確定すれば、半径3キロ圏内にある16の農場でニワトリや卵の移動を制限し、半径10キロ圏内の73の農場に対し、区域外への持ち出しを禁止するということです。

 県は関係機関や団体と一体となって迅速な防疫措置や蔓延防止対策を行っていくとしています。
最終更新日:2024年11月19日 19:42