九州フィナンシャルグループの新たな会長に鹿児島銀行の郡山 明久頭取が就任しました。経営再建を目指す山形屋について、「全力を挙げて応援していく」とメインバンクのトップとして初めて言及しました。

　九州フィナンシャルグループは2015年に、鹿児島銀行と肥後銀行が経営統合して誕生しました。2024年4月に鹿児島銀行の頭取になった郡山 明久さん(67)が新たな会長に就任しました。

(九州フィナンシャルグループ・郡山明久新会長)
「統合効果を踏まえながらさらに一段躍進というステージにギアをあげる」

　「事業再生ADR」を活用し、経営再建を目指す山形屋について、メインバンクのトップが初めて言及しました。

(九州フィナンシャルグループ・郡山明久新会長)
「金融の面からこの事業再生計画は蓋然性があるとどの金融機関も判断をされた。メイン銀行としてこれまで以上に支援して事業再生計画が順調に遂行されていくように全力を挙げて応援していきたい」

　取引先の金融機関17社全てが事業再生計画に合意したことにも触れ、メインバンクとしての役割を果たしていきたいと意欲を示しました。