SNSに多くの被害の投稿 避難先で撮影後、自宅に戻ると被災… 「とにかく早めの避難が大事」
SNSに投稿された29日朝の阿久根市の映像。大きな木が倒れているのが分かります。
警戒が呼びかけられている台風10号。SNSには多くの被害の投稿があがりました。
阿久根市波留の阿久根護国神社の近く。鳥居の向こう側に大きな木が倒れているのがわかります。近くで見てみると、木の根っこがむき出しになり、道路をふさいでいる状態です。そして、停まっていたトラックに大きく倒れかかっていました。
撮影した人に話を聞くと。
(撮影した人)
「木が倒れているなと思って、少し風が収まってから。ばったり倒れていてびっくりしました」
この動画、実は避難先で撮影したものでした。雨、風が落ち着き、近くにある自宅に戻ると、屋根の一部が飛ばされるなどして被災していたといいます。
(撮影した人)
「車に避難していて家に戻ったらそんな状況。人的な被害はなかった」
「早めの避難の大切さ」を実感したそうです。
(撮影した人)
「とにかく避難、早めの避難が大事。あんな木の下に人がいたら大変だった。我が家も(避難せずに)いたら大変なことになっていた」
また、薩摩川内市の県道では、強風で大量の竹が倒れていました。
(撮影した人)
「仕事に行く途中に向かっていたが結局通れなくて迂回をした」
撮影した女性が勤務している医療機関でも、停電などの被害があったということです。
県内に深い爪痕を残した台風10号。SNSに投稿された写真や動画が被害の大きさを物語っています。