雪解けの清らかな水が育む米に日本酒…自然の宝庫、新潟の美味しい物や工芸品が並びます。鹿児島市のデパートで「大新潟展」が始まりました。

　山形屋で始まった大新潟展には初出店を含む58の店が出店し、約1400品が並びます。

（山下香織キャスター）
「新潟といえば日本一の米どころ。朝から客足が途絶えないのがおにぎりのお店です」

　炊き立ての魚沼産コシヒカリを使ったおにぎりが20種類以上。リピーターも多いその理由は…

（にぎりめしてっぺん　諸石利之さん）
「1日1000個以上作る。中身の具材もしっかり入ってるのでどこから食べても具材にあたるような」

　今回は唐辛子を発酵させたかんずりと美雪マスを使った限定品も登場しました。

（山下香織キャスター）
「ちょっとピリッとしておいしい。かんずり爽やかですね。美雪マスの味噌漬けがご飯とよく合います」

（買い物客）
「新潟と言ったらやっぱり大吟醸！」

　もちろん、日本酒も豊富にそろっています。試飲を楽しむ人も。

（買い物客）
「匂いをかいだ瞬間からゆずのままで。炭酸で割ったら美味しいよと言われてつられて買っちゃった」

　ご当地グルメとして知られる鶏の半身から揚げは、“発祥”という店が初出店です。

（せきとり　関浩代表取締役）
「半身で豪快。ばっとかぶりついて食べ応え十分ありますよ」

　世界大会で入賞経験を持つパティシエが初出店の新潟展のために特別に考案したのは、新潟のブランドいちごをダックワーズで挟んだどらやきや蜂蜜たっぷりのシュークリーム。

（山下香織キャスター）
「蜂蜜の入ったキャラメルソースのコクが素晴らしい。香りもとってもいいです。そしてシューがサックサク」

（買い物客）
「鮭とかお漬物とか栃尾揚げを買った。（Q新潟展を楽しみにしていた？）そうです。美味しいのがいっぱいあるから（Qこんなに買う予定でした？）いやなかったです。ただふらっと見に来ただけだったのに」

　美味しい物だけでなく、燕三条の金物など工芸品も魅力です。創業150年を超える屏風作りの老舗は山形屋のバイヤーの熱意に押され初めて物産展に出店。組子細工の魅力を感じてもらおうと週末にはワークショップも開くそうです。

　大新潟展は今月21日まで開かれています。