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<子牛の”初競り”>始まる ”物価高で和牛の消費落ち込み、エサ代は高騰”(宮城・美里町)

2025年1月14日 16:30
<子牛の”初競り”>始まる ”物価高で和牛の消費落ち込み、エサ代は高騰”(宮城・美里町)

宮城・美里町の家畜市場では、県内で飼育された子牛の初競りが14日から始まった。

美里町のみやぎ総合家畜市場では、畜産農家などが鏡開きや三本締めを行い初競りの開催を祝った。

初日は、宮城県内の繁殖農家が生後10か月ほどの黒毛和種の子牛321頭を出品。
県内外から参加した肥育農家が、血統や生育状況を確認し次々と競り落とした。

子牛の平均の取引価格は、1頭あたり税込みで58万3216円と去年の初競り初日と比べ1万円あまり下回った。

市場によると、物価高で和牛の消費が落ち込む中、エサ代の高騰が続く畜産農家は厳しい経営環境に置かれているという。

JA全農みやぎ・佐野和夫会長
「繁殖農家も肥育農家も再生産できる価格帯の市場であることを、願っている」

子牛の初競りは、1月16日まで行われ約1100頭が取引されるという。

最終更新日:2025年1月14日 16:30