仙台市・公共施設77か所 暑さからの避難場所『クーリングシェルター』指定<熱中症対策>
仙台市は、この夏の『熱中症対策』として、16日から公共施設77か所を暑さからの避難場所『クーリングシェルター』に指定すると、発表した。
仙台市・郡和子市長
「今年の夏も猛暑が予想されています。市民にはクーリングシェルターの活用も含めて、ご自身でも暑さから身を守る行動をとっていただくようお願いしたい」
仙台市の郡市長は、この夏の暑さをしのげる場所として、16日から公共施設77か所を『クーリングシェルター』として指定すると、発表した。
『日立システムズホール仙台』にて伊藤悠貴記者リポート
「館内は冷房が効いていて快適。誰でも、設置されたイスに座って休憩する事が出来ます」
『クーリングシェルター』とは、暑さから身を守るため市民が涼みながら休憩することができる場所で、『熱中症特別警戒アラート』が発表された場合の対策として、今年度から全国的に設置が進んでいる。
仙台市では、『熱中症特別警戒アラート』が発表されていなくても、各施設の営業時間に合わせて利用できるという。
こちらは『クーリングシェルター』の取り組みを既に行っている民間企業。
この店舗では、独自に「夏の涼み処」と題した休憩所を、6月から設置し、猛暑からの避難と熱中症の予防を呼び掛けている。
『ウエルシア仙台富沢西店』雫石智美店長
「ここに来て、涼しいねとひとやすみしていただける場所になればいいと思います」
宮城県内では、14日までの1週間で、60人が熱中症で救急搬送され、うち3人が重症となっている。
仙台市では、今後 民間施設にも『クーリングシェルター』設置の協力を呼びかけ、この夏の熱中症対策につなげたいとしている。