【仙台出身】一力遼棋聖 囲碁の最高位「棋聖戦」@仙台<お昼に食べたのは…?>
宮城県知事公館が棋聖戦の会場となるのは去年に続いて2年連続。
午前9時の対局を前に先に姿を現したのはタイトルを持つ仙台市出身の一力遼棋聖(26)。続いてタイトル奪還を目指す井山裕太王座(34)が席についた。村井知事も見守る。
「お願いします」
棋聖戦は7番勝負で行われ先に4勝した方がタイトルを獲得。これまでの対局は一力棋聖の2勝1敗で今回の第4局に勝利すれば一力棋聖が王手をかけることになる。大一番を前に昨夜は仙台市内のホテルで前夜祭が開かれ、2人が意気込みを語った。
井山裕太王座
「完全アウェーなのは間違いないんですけれども自分自身いつも気持ちよく仙台で対局させていただいております。そのご期待に添えるように精一杯明日から頑張りたい」
一力遼棋聖
「この仙台は本当に自分の原点とも言える場所。地元のありがたさというのを身に染みて感じております。初心を忘れずに精一杯2日間戦って参りたいと思います」
囲碁のタイトルは7つあるが現在、一力棋聖が3つ、井山王座が2つを保持している。
棋聖戦第4局は2日間の予定で先ほど午後5時半頃に井山王座92手目で次の一手を書いた紙を封筒に入れ、立会人に渡す封じ手を行い初日の対局を終えた。
ちなみに、8日のお昼ご飯は2人そろって仙台名物の牛タン定食だった。
対局の再開は9日午前9時からで、午後からは仙台国際センターでプロ棋士による大盤解説も行われ事前予約した囲碁ファンが対局を見守る。