トルコ政府関係者が震災遺構のエピソードに関心 トルコ・シリア大地震で子ども心のケアに従事「国に戻ったら…」
宮城県・石巻市の震災遺構・門脇小学校を訪れたのは県内を視察中のトルコ政府関係者10人。
一行は、市の担当者から津波の浸水状況やその後発生した火災の様子など震災当時の説明を受けた。
トルコ政府関係者は去年2月、トルコ・シリア大地震で被災した子供たちの心のケアに取り組んでいるということで、悲しみで心に蓋をしていた門脇小の卒業生が震災遺構を訪れることで心の整理がつき前向きに生きるきっかけになったというエピソードを聞き感心している様子だった。
また、トルコ政府関係者は「国に戻ったら小さい年代から災害の恐さや自分の命をどのように守るかという教育の大切さを伝えたい」と話していた。
一行は30日は東北大学災害科学国際研究所を訪れ災害への対応や防災協力などを学ぶ予定。